Connect Xは、端末エミュレーター用APIをActiveX コントロールとして提供するもので、端末エミュレーターが扱うことのできるホストデータを他のプログラムに渡すことができます。Connect Xを利用してVisual BasicやVisualC++などで開発したプログラムから端末エミュレーターを簡単に呼び出すことができます。またWebページ(HTMLファイル)に埋め込んだVBScriptから自在にコントロールすることも可能です。そのため、企業情報システムのトレンドであるイントラネットで必要不可欠なWebブラウザとの連携処理も簡単に行うことができます。
※Connect Xは、インターコムと富士通が共同で仕様をまとめた ActiveX対応の新しい端末エミュレーター用APIです。本APIを使用することにより、富士通、IBM、日立ホストなどのデータをWebブラウザ上に取り込めるなど、イントラネットでホストデータの利用を促進できます。本規格は端末エミュレーターの標準APIになるよう、オープンな規格として仕様を公開いたします。
これまでも端末エミュレーター用APIとしてEHLLAPIなどがありましたが、コマンドが複雑であったため、さまざまな業務に最適化したプログラムを短期間で開発することは難しい状況にありました。しかし、新たに開発されたConnect Xは企業情報システムのアプリケーション開発言語としてはもっとも一般的なVisual Basicで扱いやすいように設計されているため、アプリケーションの開発も短期間でスムーズに行うことができます。そして、もっとも大きな違いはイントラネット環境に端末エミュレーターを統合して利用できることです。Connect Xは、インターネットに対応したオブジェクト技術であるActiveXテクノロジーを利用しているため、Webページに埋め込んだVBScriptから自在に端末エミュレーターをコントロールできます。つまり、Webページ上にVBScriptでGUIを構築しておけば、エンドユーザーはWebブラウザ「Microsoft Internet Explorer」などを使ってWebページを閲覧するときと同じように、マウスを使ってクリックするだけでWebページから入力業務を行うことができるようになります。もちろん、キーボードを利用したキー入力も実行可能です。