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ジョルジオ アルマーニ ジャパン株式会社様 導入事例
衣料品輸入・販売業

フランチャイズショップとのコミュニケーションにFAXは必須
毎日の売上情報の照合結果をAPI連携で自動FAX送信

  • まいと~く FAX Server
  • 連絡業務

ジョルジオ アルマーニ ジャパン株式会社様は、世界的なファッションブランドである、ジョルジオ アルマーニ グループの日本法人です。2007年に、国内約150店舗のフラグシップとしてアルマーニ/銀座タワーをオープンし、本社機能も転入させました。今回は、インフォメーションシステム マネージャーの川上 和彦様にお話を伺いました。


1.導入の背景
  1. フランチャイズショップへの連絡にはFAXが欠かせないが、手作業でFAX送信するのには時間も手間もかかるため、業務を効率化するシステムが必要だった。
  2. 各ショップへ異なる内容のFAXを送信するため、その要件を満たすソフトを探していた。
  3. 自社システムのデータベースとFAXの内容や送信先を連携させるためAPI機能が必要だった。

2.業務の流れ
※太字部分に「まいと~く FAX Server」の機能が使用されています。
1.パソコンの設置されていないフランチャイズショップで、ハンディーターミナルを使用し、売上情報(商品、数量、金額など)を本社に送信。
2.送信されたデータを本社データベースで照合する。
3.翌朝、照合結果を各店舗に自動でFAX送信する。

3.導入のポイント (1)

パソコンが設置されていない百貨店内のフランチャイズショップでは連絡にFAXが必須

ジョルジオ アルマーニでは、ラグジュアリーラインの「GIORGIO ARMANI」のほか、「EMPORIO ARMANI」「ARMANI COLLEZIONI」「ARMANI JEANS」などのブランドを日本国内で展開しています。63店舗の直営店のほかに、百貨店内などでフランチャイズショップを79店舗展開しています。直営店の売上や在庫状況はInternet-VPNを利用した基幹システムで管理されていますが、百貨店内の多くのフランチャイズショップでは、場所的な問題もありパソコンの導入が進まず、情報提供はレガシーなFAXなどの通信手段に頼らざるを得ません。

そのようなフランチャイズショップでは、ALF社製のモデム内蔵ハンディーターミナルと電話回線を利用して、毎日の売上データを本社基幹システムへ送信しています。送信されたデータは当日夜に基幹システム内のデータベースと照合されます。その結果は翌朝各フランチャイズショップへFAXで送信されます。この一連の工程の中で「まいと~く FAX Server」は、基幹システムの管理するデータベースとAPIで連携し照合結果のFAX送信機能として活用されています。売り消しを正しく管理し単品単位の店頭在庫を算出することにより、たとえお客様の希望するカラー/サイズが店頭になくとも、どの倉庫/店舗にあるかを正確に把握し、売上の機会損失を防いでいます。

写真
ジョルジオ アルマーニ ジャパン株式会社
インフォメーションシステム マネージャー 川上 和彦様


4.導入のポイント (2)

各ショップ宛に異なる内容のFAXを送信できるのが「まいと~く FAX」だった

「フランチャイズショップの売上状況を正確に把握し、分析結果をフィードバックすることで各ショップの運営をサポートしています。また、販売ロスの削減やモチベーションアップを行うために、出荷可能な倉庫の在庫状況や月次売上情報の連絡などの各ショップとのコミュニケーションが必要です。」(川上様)

そのための施策として2001年頃にハンディーターミナルによる管理システムを導入し、その際に「まいと~く FAX Server」を採用されたそうです。「まいと~く FAX Server」採用の決め手となったのは、複数のショップに異なる内容のFAXを自動送信できるシステムを構築できる点でした。

「各ショップの売上、在庫状況を紙で出力し、それぞれの宛先にFAX機から送信していたら半日はかかってしまいます。それを自動で送信できるので煩雑な手間から解放され、業務の効率化に役立っています。送信結果のログが残るので、送信結果を確認しフォローできるので送信ミスなどもありません。」(川上様)

現在は、上記管理システム内での利用だけではなく、フランチャイズショップへの店舗運営サポートにも「まいと~く FAX Server」を活用しています。本社社員の計100台のパソコンに「まいと~く FAX Server 専用クライアント」を導入し、各フランチャイズショップが買い付けた商品の倉庫残在庫や各ショップ月次売上実績の連絡、各ショップ用販促ツールの情報などをFAXで送信しています。「まいと~く FAX Server」ではWordで作成した原稿をダイレクトに送信できるため、広報宣伝部からの販促ツール納品の連絡などの場面で手軽で利用できるとご評価いただいています。


5.今後について

現在フランチャイズショップへの連絡にはすべてFAXを利用しています。最近ではパソコンが設置されたショップもあるそうです。今後そのような店舗に対しては、紙のFAXではなく、「まいと~く FAX Server」のインターネットFAX機能を利用し、メールの添付ファイルとしてFAX内容を送信するように変更するなど、より一層の業務効率化を検討されています。


6.システム構成イメージ

※掲載している情報は、取材日時点のものになります。
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