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プレスルーム
ニュースリリース
2007年7月3日
「CII 標準※1 、固定長、可変長、CSV、XML※2、DB※2」など
様々なデータフォーマットの相互変換に対応!
異なる企業間EDIのデータ連携を強力にサポートする
自動データ変換ツール「Biware EasyExchange」を販売開始!
通信ソフトの開発メーカーである株式会社インターコム (〒110-8654 東京都台東区台東1-3-5反町ビル、TEL:03-3839-6231、資本金:8,400万円、社長:高橋啓介) はこのほど、企業間 EDI (電子データ交換) の受発注や企業内の異なるシステム間でのデータの受け渡しにおいて、データ変換処理を自動実行するソフトウェア 「商品名 : Biware EasyExchange (バイウェア イージーエクスチェンジ)」 を新開発。 2007年7月13日より販売開始いたします。
現状の企業間 EDI においては、企業ごとに異なるデータ フォーマットを採用しています。そのため、取引先のデータを自社システムに取り込むためにはデータ変換処理が必要となります。また企業内システムにおいても、例えばプラットフォームとしてメインフレームとオープン系サーバー (Windows / UNIX など) が混在しているケースでは、データを受け渡す際に漢字などの文字コードを変換する必要があります。加えて財務管理システム、製造管理システムなど複数の業務システムが個別に構築されているケースでも、それぞれのシステムに合わせてデータ レイアウトの変換が必要です。
このようなデータ変換処理は、従来専用のプログラムを開発して対応していました。しかしながら、特に企業間 EDI においては、取引先が増えるたびに新たに変換プログラムを開発したり、取引先のシステムに変更があれば変換プログラムに修正を加えるなど、開発やメンテナンスにおける多大な時間やコスト負担を強いられることになります。
本商品は、企業間および社内のシステム間におけるデータの受け渡しにおいて、フォーマット変換、項目属性変換、文字コード変換などを行うことで、システム間のスムーズなデータ連携を実現する汎用のデータ変換ソフトウェアです。CII 標準を始め、固定長や可変長、CSV など様々なデータ フォーマットに対応し、取引先ごとのデータ変換方法を画面上のマウス操作で簡単に定義できます。データ変換処理に必要な機能を1パッケージで提供するため、変換プログラムを一から開発する場合と比べて導入・運用にかかる時間やコストを大幅に軽減できます。
主な特長としては、
- CII 標準、固定長、可変長、CSV、XML、DB など様々なデータの相互変換に対応している点
- データ変換定義の9割程度を自動設定できるなど操作性に優れている点
- 特に文字コード変換の処理能力に優れた高度なデータ変換エンジンを搭載している点
- データ変換定義上の設定エラーを容易に検出できる点
が挙げられます。詳細は以下の通りです。
「Biware EasyExchange」の主な特長
1.様々なデータ フォーマットや文字コードの変換に対応!
CII 標準を始め、固定長や可変長、CSV、XML、DB など様々なフォーマットのデータを取り扱うことができます。例えば EDI で複数の取引先に対して請求書を発行する場合などに、社内の請求書関連の1ローカル ファイルを取引先ごとのフォーマットに合わせて複数の標準ファイルへ分割できます。その反対に複数の取引先より送付された注文書を処理する場合などに、送られてきたそれぞれのファイルに対して、自社システムのフォーマットに合うように管理情報ファイルなど特定のファイルを結合することも可能です。その他、国内で利用されている様々な文字コードにも対応しており、文字コード変換ツールとしての機能も優れています。
2.設定操作の約9割は自動化OK! 操作性に優れたデータ マッピング設定
GUI ベースのマッピング (データ レイアウト変換) ツールを利用して、レイアウト変換のルールを設定できます。マッピング ツールでは、変換元と変換先のデータ レイアウトが横並びで表示され、お互いに対応する項目をドラッグ&ドロップのマウス操作で結び付けるだけで簡単に設定できます。加えて、文字列の置き換えや削除などレイアウト変換時の編集付加処理を定義するロジック コントロールについても、GUI 上から簡単に設定することが可能です。
さらに、変換先のデータ レイアウトが変換元のデータ レイアウトと同じ場合は、変換元のレイアウトを変換先へ複写することで横並びのマッピングを一括で設定できます。また、「商品名」 や 「価格」 など変換元と変換先のデータ レイアウトに見られる同一項目同士を自動的にマッピングすることも可能です。競合商品には無いこのような設定操作の軽減につながる機能を搭載することで、設定作業の9 割程度を自動定義することが可能となっています。
3.文字コード変換に強いデータ変換エンジンの搭載で高速処理を実現!
文字コードの変換は一文字ずつ順に変換処理を行うため、多大な負荷や時間がかかります。本商品では 「EBCDIC - ASCII 変換」 や 「IBM 漢字 - Shift JIS 変換」 など文字コード変換の高速処理を前提として変換エンジンを設計しております。そのため、文字コード変換を含んだデータ変換については、競合商品の約1.6倍という高い処理速度を実現※3 しています。多数の取引先と頻繁にデータ交換を行っているケースなどでは、取引業務の効率化という点で特に有効活用いただけます。
4.運用効率を上げる変換レポートや設定エラー検出機能を搭載!
マッピング設定時の項目の関連付けやロジック コントロールについて、設定の都度、動作確認を行ってエラーを検出できます。複雑なマッピング設定であっても、設定エラーを容易に見つけられますので安心です。また、データ変換時の詳細レポートを出力できますので、変換エラーが発生した際の原因追及を容易に行うことができます。
本商品は、4月末に販売を開始しました次世代 EDI 規格 「EDIINT-AS2※4」 対応の中堅・中小企業向け EDI 統合管理パッケージ 「Biware EDI Assist」 や、累計15万本の販売実績を誇る EDI 通信コンポーネント 「Biware」 と併用していただくことで、各種取引形態に応じた企業間 EDI システムの構築が容易に実現できます。 弊社では20年以上の歴史を持つ通信ソフト ベンダーとして、今後もデータ変換ツールを含む EDI 関連商品のさらなる研究 / 開発を積極的に行い、大企業から中堅・中小企業までニーズに応じた最適な EDI ソリューションをご提供して参ります。
※1 CII 標準 (CII シンタックス ルールおよび XML/EDI マッピング規則) は、EDI におけるデータの表現形式の規約であり、EDI の標準化を目指して財団法人日本情報処理開発協会 電子商取引推進センターが制定した。家電業界や自動車業界など、様々な業界で広く利用されている。
※2 XML および DB (データベース) のデータ フォーマット変換は、2007 年9月末の対応を予定。
※3 1000件のデータ (合計サイズ:128KB) に対して、「Shift JIS ? IBM 漢字コード変換」 および 「EBCDIC - ASCIIコード変換」 を行い連続して変換処理した際にかかった時間を測定した結果、「Biware EasyExchange」 が約6秒、他社商品が約10秒を記録した。本測定環境下において、「Biware EasyExchange」 が他社商品の約1.6倍の高速変換処理を実現している。なお測定 PC 環境は、CPU:Celeron 2.4GHz、メモリ:512MB、OS:Windows XP Professional (2007年6月 弊社調べ)。
※4 EDIINT-AS2 は、国際的なインターネット技術の標準化団体である IETFのワーキング グループである EDIINT が制定した通信手順。HTTP を用い、暗号化技術や電子署名などを使用したインターネット上での安全な情報交換に対応している。
商品概要 / 販売スケジュール
商品名 | Biware EasyExchange (バイウェア イージーエクスチェンジ) |
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販売開始日 | 2007年7月13日(金) |
商品情報ホームページ |
※その他、弊社EDI関連商品の詳細は右記をご覧ください。EDIトータルソリューション Biwareシリーズ |
商品画像 | |
PDFカタログ |
お問い合わせ
本商品に関する問い合わせ先
株式会社インターコム 企業情報システム事業部 ビジネス営業部
TEL:03-3839-6240
本ニュースリリースに関する問い合わせ先
株式会社インターコム マーケティング部 広報宣伝課 山中 弘重、澤田 季治
TEL:03-3839-6775