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ニュースリリース

2010年09月15日

資産管理担当者(総務部門)やセキュリティ担当者(内部統制部門)の
作業負担と管理ミスを大幅に軽減
推奨セキュリティポリシーの一括設定や定期レポートの自動出力を新搭載
標準機能が充実した情報漏洩対策+資産管理ソフト「MaLion 3」を新発売

コンピューターソフトウェア開発の専門会社、株式会社インターコム(本社:東京都台東区、代表取締役社長:高橋 啓介)はこのほど、企業の情報漏洩対策やIT資産管理を1パッケージで総合的に支援するクライアントPC運用管理ソフト 「商品名 : MaLion 3」 を新開発し、2010年9月27日(月)より販売開始します。

今回新発売する 「MaLion 3」 は、主に中小企業での利用を想定して "オールインワン" "使いこなせる" "分散管理運用" の3大テーマをコンセプトに開発いたしました。

1つ目の "オールインワン" について、USBメモリの利用などのデバイス操作、印刷操作、送受信メール、Webアクセスなど従業員のPC操作を監視する機能をすべて搭載しています。さらにSAM(ソフトウェア資産管理)体制を支援する資産管理台帳機能やログ分析・レポート機能なども標準で搭載しています。企業のPC運用管理を1パッケージで実現する商品に仕上げ、不足機能を後から追加する手間や費用が発生しません。

2つ目の "使いこなせる" について、状況に応じて設定しなければいけない50項目を超えるセキュリティポリシー(PC操作制御ルール)設定をセキュリティ強度の異なる3段階で用意しました。ユーザーはその設定を活用することで、本商品の導入から運用開始までの作業を短時間で進めることができます。

3つ目の "分散管理運用" について、集中管理された情報を定期的に営業部や総務部など部門別にレポート出力することができます。ハードウェアやソフトウェア資産の毎日の変化や情報漏洩対策などの運用管理を、企業全体としての管理から部門ごとの管理に移行することができます。情報セキュリティや資産管理の専任担当者を設置できない中小企業であっても、分散管理体制を築くことができ、業務負担を分散化した運用ができる商品となっています。

メイン画面
メイン画面
ライセンス管理台帳画面
ライセンス管理台帳画面
操作ログ(Webアクセス)画面
操作ログ(Webアクセス)画面

個人情報漏洩事件が後を絶たない昨今、情報セキュリティに対する企業の取り組み意識がこれまで以上に強く問われています。加えてソフトウェアの不正コピーやライセンスの不正使用といった事件を背景に、近年SAMに関する国際規格(ISO/IEC 19770)の発行および検討が進んでいます。ライセンス コンプライアンスの遵守、あるいはITコストの最適化といった観点から、企業のIT資産管理に対する関心が世界的に高まっています。

このように、企業にとって経営上の必須課題となっている "情報セキュリティ" や "IT資産管理" 体制の強化を実現するのが「MaLion 3」です。さらに「MaLion 3」では、導入前から実際の運用に至るまでの様々な段階で発生するニーズに総合的にお応えできるようコンサルティング サービス(無償 / 有償)をご用意しました。各種規程類の作成や「MaLion 3」の導入、全社的な運用/管理など、コンサルティング専任スタッフが、お客様の組織や状況にあった情報セキュリティや資産管理体制の構築をゼロから丁寧にご支援いたします。

システム構成例と管理情報の流れ

「MaLion 3」の主なポイント

本商品の主なポイントは次の6点です。

  1. PC操作監視の核となるセキュリティポリシーの設定作業を標準テンプレートの取り込みだけで実現できるなど、導入負担の軽減に配慮されている点
  2. 各PCの稼働状況が一目でわかる「メイン画面」や、主要なPC操作ログのみを一覧表示する「標準選択」ボタンなど使いやすい操作画面を採用している点
  3. 職務分掌に合わせて「MaLion 3」上で管理できる範囲を個別に制限できるなど、複数の管理者によるシステム運用を考慮した設計となっている点
  4. メール送信時の "うっかりミス" による情報漏洩を予防できるなど、管理者にとって利便性の高いPC操作監視機能を搭載している点
  5. ソフトウェアの不正利用が一目でわかる高度な管理台帳の搭載など、企業のSAM体制を支援する様々な機能を搭載している点
  6. 営業部や総務部といった部門単位での定期レポート出力に対応するなど、分散管理体制での運用に有効な機能を搭載している点

1. 3段階の推奨セキュリティポリシー テンプレートを標準搭載。導入時の負担となるポリシー設定作業を大幅に軽減!

一般的にPC運用管理ソフトを導入する際、デバイス操作、印刷操作、送受信メールなど各種PC操作に応じたセキュリティポリシーの設定を行う必要があり、管理者にとって負担の大きな作業となっています。
「MaLion 3」では、セキュリティ強度の異なる3段階のセキュリティポリシーをテンプレートで用意しています。ポリシー設定作業をテンプレートの取り込みだけで適用できるため、「MaLion 3」の各種PC操作制御機能を導入後すぐに稼働させることができます。
また、導入作業を支援する「簡単セットアップ ウィザード」を搭載し、企業の組織図に合わせた端末管理構成(監視対象PCのグループ分け)の作成から端末エージェントのプッシュインストールまで、ウィザードに沿って簡単に導入作業を進めることができます。PC数百台規模の企業であれば、ほぼ1日間ですべての導入作業を終えることが可能です。

2.各PCの通電状態など現在の稼働状況を異なるアイコンイメージで一覧表示。操作性に優れた管理者画面を採用!

「MaLion 3」では、システム部門の専任管理者でない方が管理画面を操作する場合でも直感的に効率良くお使いいただけるよう様々な工夫がなされています。
管理画面の起動直後に表示される「メイン画面」では、各PCの電源オン/オフや使用者名など現在の稼働状況を一覧表示します。アイコンイメージで各PCの状況を表すため、一目で状況を把握できます。
また、「操作ログ画面」では、膨大なPC操作ログの中から重要なログのみを抽出して表示する「標準選択」ボタンを用意しました。「Webアクセス」や「印刷」など重要なログだけをクリック一発で一覧表示できます。さらに日時や使用者名など特定の文字列をもとにログを絞り込むことができ、必要な操作ログを簡単に探し出すことが可能です。

3.職務分掌に合わせて「MaLion 3」上で管理できる範囲を制限。"管理者の管理" に有効な機能を搭載!

情報漏洩対策や資産管理は、企業内の特定の担当者(あるいは部門)が必ずしもすべてを担っているとは限りません。そのため「MaLion 3」では、複数名の管理者による運用を踏まえた商品設計を行っています。
「MaLion 3」では、メイン管理者以外にも複数の管理者を登録でき、システムの共同運用が可能です。管理者一人一人に管理できる内容(機能)の制限をかけることができます。企業の職務分掌に合わせて「MaLion 3」の管理権限を付与することが可能です。
なお、各管理者が管理画面上で操作した内容はすべてログとして記録され、管理者権限を利用した不正行為に対して一定の抑止効果を図ることができます。

4.メール送信時の "うっかりミス" による情報漏洩を予防。人為的なミスによる漏洩も逃さない画期的な監視機能を搭載!

NPO 日本ネットワークセキュリティ協会の発表によると、2009年度に報道された情報漏洩事件のうち8割強は人為的なミスです※1。想定されるミスとして、誤った宛先に対するメールの誤送信や機密情報が記録されたUSBメモリの紛失などが挙げられます。
「MaLion 3」では、大量の一斉メール送信など、情報漏洩リスクの高いメール送信に対して警告メッセージを表示します。送信の直前に注意を喚起することで、従業員の "うっかりミス" による誤送信を予防します。またオプションで暗号化USBメモリをご用意しておりますので、万が一の紛失に対しても漏洩被害の拡大を防ぐことが可能です。

5.ソフトウェアの不正利用が一目でわかるライセンス管理台帳など、企業のSAM体制を支援する様々な機能を搭載!

「MaLion 3」では、国内におけるSAM運用の実務基準となっている「ソフトウェア資産管理基準Ver.2.0※2」を踏まえ、企業におけるSAM体制の構築/運用を支援する様々な機能を搭載しています。
「MaLion 3」を導入すると、自動的に製品名、メーカー名、バーションなどネットワーク上のハードウェア情報やソフトウェア情報を収集します。現状把握作業を自動化し、管理者の負担を大幅に軽減します。さらに企業で保有しているソフトウェア ライセンス数を入力することで、インストール済みのソフトウェア数と紐付けて管理することが可能です。ソフトウェアごとに保有ライセンス数を超過した不正なインストールを管理できます。加えて、保有ライセンスを「どのPCに」割り当てているのかまで管理できるため、ソフトウェアの適正な利用を個々の従業員単位で徹底することができます。
その他、従業員別あるいは部門別にソフトウェアの起動回数を簡単に集計できるレポートテンプレートを搭載しています。ソフトウェアの利用頻度を可視化できることで、不要なライセンスコストの削減につなげることができます。

6.営業部や総務部といった部門単位での定期レポート出力など、企業の分散管理体制を支援する機能を搭載!

「MaLion 3」は、情報システム部門を中心とした集中管理体制でのご活用に加えて、営業部や総務部など部門単位で管理する分散管理体制でのご活用にも役立つ様々な機能を搭載しています。
本商品で作成した資産管理などの集計レポートは、毎日あるいは毎週など定期的にメール送信したり、共有フォルダーへ出力したりすることができます。 営業部や開発部などPC運用管理を本来の業務としない部門では、負担が増えることから分散管理体制を敬遠する傾向にあります。「MaLion 3」では、膨大な収集ログから必要最低限の情報のみを集計する専用レポートテンプレートをご用意しています※3。部門別に出力したレポートを各部門で毎日5分程度チェックするだけで、PC端末の適正な状態を管理/維持することができます。毎日わずかな時間で無理なく管理できることで、管理ミス(管理者自身のチェックミス)を抑える効果も期待できます。

※1 情報ソースは、NPO 日本ネットワークセキュリティ協会が発表した「2009年 情報セキュリティインシデントに関する調査報告書 Ver.1.0」。2009年度に報道された情報漏洩事件を原因別に集計した結果から、人為的なミスに関連する項目「管理ミス(50.9%)」 「誤操作(24.0%)」 「紛失・置き忘れ(7.9%)」のパーセンテージを合計すると82.8%(=8割強)だった。
※2 SAMの実務的な基準である国際規格(ISO/IEC 19770-1)をもとに、特定非営利活動法人ソフトウェア資産管理コンソーシアムが2007年に日本国内向けに策定。
※3 専用レポートテンプレート(PC管理台帳レポート)については、2010年12月の対応を予定。


商品概要 / 販売スケジュール

商品名 MaLion 3
発売開始日 2010年9月27日(月)
商品情報ホームページ
商品画像
PDFカタログ

お問い合わせ

本商品に関する問い合わせ先

株式会社インターコム MaLion 営業部
TEL:03-3839-6769

本ニュースリリースに関する問い合わせ先

株式会社インターコム マーケティング部 広報宣伝課 山中 弘重、澤田 季治
TEL:03-3839-6775

掲載している情報は、発表日時点のものになります。
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