プレスルーム

流通BMSは、経済産業省が中心となって流通業界の全体最適化を目指して｢製(メーカー)・配(卸)・販(小売)｣三層間の情報連携を効率的に行うために流通システム標準化事業の一環として推進してきました。現在は、業界団体の正会員50 団体、支援会員184 社から成る｢流通システム 標準普及推進協議会｣に引き継がれ流通BMS の普及促進と管理維持を行っています。（会員数 は2012 年11 月14 日現在）
株式会社ニュートラルは、全国の小売企業やその対応取引先からの要望を受けて「BACERX-R　Ver．5.0」に流通ＢＭＳの通信プロトコルを標準装備して完全対応しました。

「BACREX－R Ver. 5.0」は、全国の小売企業に導入され圧倒的多数の卸・メーカーに支持されているBACREXのＤＮＡを受け継いでおり、ファイルフォーマットは流通BMS対応のXMLフォーマットだけではなく使い慣れた固定長テキスト形式フォーマットも提供しています。さらにBACREXのWeb-EDI機能であるブラウザ画面や各種帳票も併用できます。これにより卸・メーカーがEDI対応する時の選択肢が格段に広がるとともに、情報システム部門を持たない中小の卸・メーカーでも流通BMSを特に意識することなく、これまで同様にEDI対応できるようになります。
また、BACREXのオプション製品である「自動送受信パックforクライアント」や「リアルタイム送受信forクライアント」をそのまま利用できるので、卸・メーカーにとってより負担の少ないEDIを提供します。

－図1 「BACREX-R Ver．5.0」－

これまで流通BMSの導入を躊躇していた中小の小売企業もBACREXのWeb-EDI機能を併用できるため安心して導入でき、飛躍的な普及が見込まれます。
また、流通BMS対応でないことが理由でこれまでBACREXを採用しにくかった大手小売企業にも採用の可能性が広がることが期待されます。