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ニュースリリース

2016年12月8日

わずか月額 9,000円で流通BMS対応システムの構築が可能。
中小規模の卸・メーカー向けEDI受注業務支援システム
「Biware らくらく受注 Pro 2」を提供開始!
-流通BMSの小売専用伝票にノンプログラミングで対応できる補完プログラムをご用意-

コンピューターソフトウェア開発の専門会社、株式会社インターコム(本社:東京都台東区、代表取締役社長:松原 由高)は、流通業界のオンライン電子データ交換(EDI:Electronic Data Interchange)業務を支援する、新旧EDI(流通BMS※1 とレガシーEDI)に対応した中小規模の卸・メーカー向け普及型受注業務支援システム「商品名: Biware らくらく受注 Pro 2 (バイウェア ラクラクジュチュウ プロ ツー)」 を新開発しました。2016年12月9日(金)に提供開始します。

メイン画面(受注業務)
受注一覧画面(伝票別)

PSTNからIP網への移行に伴う “INSネット(ISDN) ディジタル通信モード” のサービス終了がいよいよ現実の課題※2 となる中、既に一部小売の要請によって流通BMSによるEDI取引が始まっています。この過渡期において中小規模の卸・メーカーは、どのように対応すべきか不安を抱えていました。「Biware らくらく受注 Pro 2」はレガシーEDI と流通BMSの併用を実現する画期的なソフトウェアであり、“最短”、“最小コスト” でとにかく簡単にEDI取引を開始できます。過渡期においても、新旧両方のEDI取引が可能となります。

具体的には、小売各社と流通BMSによる取引を行う上で必要となる、小売独自の仕様(納品伝票出力、指定帳票出力など)への対応(システム変更作業)を、得意先アダプターをご用意することで素早く対応できるようにしました。加えて、本商品の標準構成を受注処理に必須となる機能に厳選することでコスト低減を図り、かつサブスクリプション方式(利用料金として月単位 / 年単位で課金する形)を採用することで、初期コストが高額になりがちなEDIシステムを最少コストで容易に導入できるようにしました。
また、本商品の主な販売ターゲットである食品や日用品といった消費財流通業界では、近い将来サービスの終了が予定されているINSネット ディジタル通信モードを利用したレガシーEDIがまだ多数残っています。そのため、インターネットを利用した新しい業界標準EDIである流通BMSへと移行する必要性が急速に高まっています。そこで本商品は、流通BMS(JX手順)、レガシーEDI(JCA手順、全銀TCP/IP手順)という新旧の通信手順に対応しました。将来的な流通BMSへの移行を見据える中で、現行のレガシーEDIと流通BMSの併用を本商品1システムで実現できるため、安心して導入に踏み切ることができます。

「Biware らくらく受注 Pro 2」の特長は次の通りです。

  1. 2種類の利用形態(買取型、サブスクリプション型)をご用意しており、初期コストが高額になりがちなEDIシステムを月額9,000円(税抜)※3 から手軽に導入できる点。
  2. 流通BMS対応システムを構築する上で大きな負担となる新しい得意先の追加に対し、オプションの得意先アダプターを追加するだけで簡単かつ柔軟に対応できる点。
  3. 新旧のEDI通信手順に対応することで、PSTNからIP網への移行を見据えたレガシーEDI と流通BMSの併用を本商品1システムで実現できる点。
  4. 受注取引の流れに沿って操作ができるわかりやすい操作画面の採用や最新プログラムの自動通知機能など、使い勝手に配慮されたソフトウェアである点。

※1流通BMS(流通ビジネスメッセージ標準)とは、経済産業省の「流通システム標準化事業」により2007年4月に制定された流通業界における新たなEDIガイドラインのこと。メーカー、卸、小売の各事業者が流通BMSに対応することで、発注から請求までのデータ交換を高速かつ低コストで行うことが可能となる。 ※2公衆交換電話網(PSTN)で利用している中継交換機などが2025年ごろに寿命を迎えるにあたり、2020年ごろから段階的にIP網へ移行することが東日本電信電話株式会社および西日本電信電話株式会社より発表されている。その一例として、電話回線を介してディジタル通信サービスを提供する “INSネット ディジタル通信モード” について、2020年度後半にサービスの終了が予定されている。JCA手順や全銀TCP/IP手順で通信を行うレガシーEDIは通信インフラとしてこのサービスを利用するケースがあり、新たなEDIインフラへの移行が課題となっている。 ※3本商品(ソフトウェア)本体+得意先アダプター1社+保守サポートサービスの1か月分の利用料金となります。

「Biware らくらく受注 Pro 2」の特長

特長1:月額9,000円(税抜)より、最小コストで導入可能。買取型 / サブスクリプション型の両利用形態をご用意。

特に中小規模の卸・メーカーが新たにEDIを始めるにあたり、多くのケースでは、高額なシステム導入コストが最大の障壁となっています。そこで、本商品では費用面のご都合に応じてお選びいただけるよう、導入時に一括購入いただく “買取型” と、月額 / 年額制で利用料金をお支払いただく “サブスクリプション型” の2種類の利用形態をご用意しました。とにかく最小コストでEDIの運用をスタートさせたい場合はサブスクリプション型をご契約いただくことで、月額9,000円(税抜)というEDIシステムとしては安価な価格帯から本商品をご利用いただけます。

特長2:新たな取引先の追加に対するプログラミング作業は一切不要。小売専用伝票に対応する補完プログラムをご用意。

流通BMSは業界内で統一されたメッセージ仕様ですが、実際には納品伝票など小売ごとに独自の仕様が存在します。取引相手となる卸・メーカーにとっては、新たに流通BMSによる取引を始めるにあたって小売ごとにその対応(システム変更作業)が必要となります。本商品では、この小売独自の仕様に対応する補完プログラム(得意先アダプター)をオプションでご用意しました。得意先アダプターのライセンスキーを入力するだけで対応できるため、新たな取引先の追加にも最短かつ柔軟に対応できます。現行のレガシーEDIから流通BMSへの移行を見据える中、流通BMSによる得意先小売ごとの対応は今後も都度発生が見込まれます。本商品の得意先アダプターは現状40種類以上を数えますが、今後も順次追加を予定しており、将来にわたり安心してご利用を続けることができます。

特長3:新旧のEDI通信手順に対応。レガシーEDI と流通BMSの併用を本商品1システムで実現!

PSTNからIP網への移行が近い将来予定される中、PSTNをインフラとするJCA手順や全銀TCP/IP手順といった現行のレガシーEDIは他のインフラを利用したEDIへ移行する必要があります。本商品が主な販売ターゲットとする消費財流通業界では、既に業界標準として確立されているインターネットをインフラとした流通BMSへの移行が見込まれます。そこで本商品では、標準搭載の流通BMS接続(JXクライアント手順)に加え、JCAクライアント手順と全銀TCP/IPクライアント手順をオプションでラインアップしました。移行期にある現状では流通BMSとレガシーEDIを併用し、将来的には流通BMSのみで運用することが本商品1システムで実現できます。

特長4:取引の流れに沿って操作ができる操作画面の採用や最新プログラムの自動通知など、使い勝手への配慮が充実。

本商品では、例えPC操作に不慣れな受注業務担当者であっても直感的にお使いいただけるように開発しています。まず操作画面は、受注業務の流れに沿って該当の機能を呼び出せるようにしています。受注から出荷、請求まで、日々の取引業務を操作画面から迷うことなく処理できます。またインターネットを介して最新プログラムの確認を定期的に行い、自動的に利用者へ通知を行います。最新プログラムの存在にいち早く気付いた上で、必要に応じてアップデートを実行できます。※4


※4買取型の場合、保守サポートサービス加入期間中のみ自動アップデートが有効となります。また必ず利用者の意思を確認した上でアップデートを実行するため、勝手に最新版に変わってしまうことはありません。

「Biware らくらく受注 Pro 2」のシステム概念図

本商品1システムで、流通BMSとレガシーEDIの併用を実現できます。オプション機能を組み合わせることで、基幹システムとの連携や受領違算リストなどの特殊な帳票出力が可能となり、より付加価値の高いEDIシステムを構築することもできます。

スタンドアローン型流通BMS / レガシーEDI対応システムの例

商品概要 / 販売スケジュール

商品名 Biware らくらく受注 Pro 2 (バイウェア ラクラクジュチュウ プロ ツー)
ラインアップと価格

Biware らくらく受注 Pro 2 【買取型】

《本体》
  • Standard※5:230,000円(税抜)
  • Advance※5:345,000円(税抜)
《オプション》
  • 得意先アダプター※6:57,500円(税抜)
  • レガシーオプション※7:60,000円(税抜)
  • クライアント追加ライセンス(5ライセンス)※8:115,000円(税抜)

Biware らくらく受注 Pro 2 クラウド 【サブスクリプション型】

《本体》
  • 月額:8,000円(税抜)
  • 年額:80,000円(税抜)
《オプション》
  • 得意先アダプター※6:月額 1,000円(税抜)、年額 10,000円(税抜)
  • レガシーオプション※7:月額 3,000円(税抜)、年額 30,000円(税抜)
  • 基幹連携オプション:月額 5,000円(税抜)、年額 50,000円(税抜)
  • 印刷機能オプション※9:月額 5,000円(税抜)、年額 50,000円(税抜)
  • クライアントオプション※8:月額 2,000円(税抜)、年額 20,000円(税抜)
※5Standardは1台のPCのみでご利用いただけます。また対応OSに一部制限があります(Windows 10 / 8.1 / 7 のみ対応)。Advanceはサーバー/クライアントの構成により複数台のPCでご利用いただけます。 ※6得意先アダプターは、小売独自の流通BMS向けデータ仕様に対応するための補完プログラムです。取引先の小売1社ごとに専用のアダプターが必要となります。 ※7レガシーオプションは1ライセンスでJCAクライアント接続、全銀TCP/IPクライアント接続の両手順をご利用いただけます。なお1システムにつき、最大4回線までご利用いただけます。 ※8クライアント追加ライセンス(5ライセンス)およびクライアントオプションは、Advance(買取型)またはクラウド(サブスクリプション型)を利用したサーバー/クライアント環境を構築する際に必要となるライセンスです。クライアントPC1台につき、1ライセンスが必要となります。なお、Advance(買取型)のみ標準でPC5台分(サーバー1台、クライアント4台)のライセンスが付属しています。 ※9印刷機能オプションは様々な種類の帳票出力に対応するためのオプションです。帳票出力のうち、ピッキングリスト、納品伝票/欠品リストについては、標準機能に含まれています。 本体、オプションともに1年分 (月額課金については1か月分) の保守費用が含まれます。 その他、ハードウェアオプションもご用意しております(同期モデム、ターミナル アダプター、シリアル4ポート拡張ボード、USB-シリアル変換アダプター)。価格の詳細はお問い合わせください。
提供開始日 2016年12月9日(金)
商品情報ホームページ https://www.intercom.co.jp/biware/rakuraku/
画像データ ダウンロード (zip形式)
PDFカタログ ダウンロード

本商品に関する問い合わせ先

株式会社インターコム 営業本部 EDIグループ
TEL:03-3839-6240
メールでのお問い合わせはこちら

本ニュースリリースに関する問い合わせ先

株式会社インターコム 営業本部 営業推進部 広報宣伝グループ 澤田(さわだ)/山中(やまなか)
TEL:03-3839-6775
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