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ニュースリリース

2019年12月2日

収集ログのAI※1 分析により、勤務時間の異常などをレポート出力
最新版の「MaLionCloud」を提供開始

コンピューターソフトウェア開発の専門会社、株式会社インターコム(本社:東京都台東区、代表取締役会長兼社長 CEO:高橋 啓介)は、WindowsとMacに対応した情報漏洩対策+IT資産管理クラウドサービス「サービス名:MaLionCloud」(読み:マリオンクラウド)の最新版(Ver.6.1)を、本日2019年12月2日(月)に提供開始しました。

最新版では、機械学習(AI)による高度なログ分析/レポート出力に対応します。管理者はAIレポートを基に、従業者の業務上の異常や傾向を様々な視点から捉えることができます。例えばクライアントPCのログオン/ログオフ時間の異常をAIが分析し、過度な時間外労働の是正に生かすことができます。

ログオン監視ログを基にしたAIレポート出力イメージ

「MaLionCloud」はオンプレミス版の「MaLion」をベースとし、2012年10月よりサービスの提供を行っているクラウドサービスです。組織の情報漏洩対策やIT資産管理を支援するソリューションは国内に数多ありますが、同一製品をオンプレミス/クラウドの両タイプで提供するソフトウェアベンダーは数少なく、これが「MaLionシリーズ」の特長の一つとなっています。ユーザー企業は自社の従業者数や組織体制、各種リソースなどを考慮した上で、オンプレミス/クラウドの利用形態を選択できます。「MaLionCloud」の場合、“導入初期費用なし”、“サーバーメンテナンス不要”といったクラウドサービスの利用メリットを享受したいユーザーを中心にご利用いただいています。

最新版の「MaLionCloud」では、上記特長に加えて競合サービスとの新たな差別化となるAIを活用したレポート出力に対応します(特許出願中)。競合サービスのレポート機能は、あらかじめ出力したいレポートの種類を選択し、データ抽出のための条件指定を行った上で実行する手動型の機能が一般的です。「MaLionCloud」のAIレポート機能の場合、管理者は対象とするクライアントPCと集計期間を指定するだけでAIによって自動的に分析が行われ、分析結果に応じた最適な統計図表としてレポート出力されます。管理者は単に設定の手間がかからないだけでなく、管理者自身が想定していなかった収集ログの傾向など、様々な情報を出力されたレポートから判断して、改善活動につなげることができます。

AIレポートを含む、最新版「MaLionCloud」の主な強化ポイントは次の通りです。

  1. AIを活用した高度なレポート出力により、例えば出勤/退勤時刻の異常な従業者の傾向などを簡単かつ網羅的に発見できる点。
  2. データベースの格納方法や通信処理の方法を改善し、従来比5倍以上となるログ検索の高速化と1契約あたり最大でクライアントPC1,000台の監視に対応した点。
  3. 勤怠管理システムと連携した残業管理を支援するレポート機能の改善、Windows 10 更新プログラムの適用を抑止する機能の追加などクライアントPCに対する運用管理面の機能強化を行った点。

※1AI(Artificial Intelligence)は人工知能と訳され、人間の知的な処理をソフトウェアで人工的に実現する仕組みを指す。なお「MaLionCloud」の新たなログ分析/レポート機能では、機械学習によるAIを採用している。

「MaLionCloud」主な強化ポイント(Ver.6.1)

ポイント1:AIで高度なログ分析を行い、組織の異常をレポート出力※2

「MaLionCloud」がクライアントPCから収集した各種ログを基に、AIによるログの多次元分析を行い、積み上げグラフなどの統計図表としてレポート出力します。管理者はまず対象とするクライアントPCと集計期間を管理画面から指定し、分析の基となる「MaLionCloud」のログを出力します。次に、出力したログを「MaLionCloud」のAIレポートプログラムに取り込むことで、異常となる値や傾向などが自動的に分析され、Excel形式のグラフレポートとして出力されます。レポート上では、異常の度合いが高い順にクライアントPCのログがリスト抽出され、統計グラフと“100”を最良とする総合スコアで分析結果が表示されます。管理者は出力されたレポートから異常の傾向を把握し、その根拠となったログを確認した後、該当の従業者に注意を促すなどの対策を講じることができます。

※2提供開始時点では“OSログオン監視ログ”のAIレポートのみご利用いただけます。OSログオン監視ログを基にしたAIレポートの主な利用目的としては、“従業者の過度な時間外労働の傾向把握”が挙げられます。今後、他のログのAIレポートについても順次対応していきます。

ポイント2:従来比5倍以上の高速ログ検索と、1契約あたりクライアントPC1,000台までの監視に対応

クラウド上で管理するMaLionCloudサーバー※3 の処理方法を大幅に改善します。例えば、MaLionCloudサーバーとクライアントPC間の通信処理の方法を見直すことで、通信処理回数を低減させます。また収集したログをデータベース テーブルへ格納する際の方法を見直すことで、ログの検索速度を向上させます。このようなMaLionCloudサーバーの各種改善により、ログ検索をはじめ従来比5倍以上の処理性能アップを実現しています。
また監視できるクライアントPCの上限台数を、サーバーの改善により従来の1契約あたり600台までから、1契約あたり1,000台まで増加しました。

※3「MaLionCloud」を構成するプログラムのうち、クライアントPCの稼働ログや設定などの情報を集約する「データベース」、ネットワークセグメント内のクライアントPCログの収集や設定の配付などを行う「中継サービス」がサーバープログラムに該当する。なお構成プログラムの詳細は、この後に記載する「MaLionCloud」の概要を参照のこと。

ポイント3:残業管理レポートの改善やWindows 10 更新プログラムの抑止など運用管理機能を強化

近年力を入れている働き方改革関連機能について、さらなる強化を図ります。「MaLionCloud」では、勤怠管理システムと連携※4 し、出退勤情報とクライアントPC稼動情報を組み合わせて従業員の残業状況などをレポート出力できます。これまで出退勤情報を「MaLionCloud」に取り込む作業は原則手動実行となっていましたが、今回出退勤情報の自動取り込みに対応し、レポート出力までの一連の操作をスケジュール設定により自動化できるようになりました。
またWindows 10のアップデート作業が自動で行われると、互換性の問題により組織内で利用するアプリケーションなどに不具合が生じ、業務に支障をきたす場合があります。そのため各クライアントPCの“Windows Update - 詳細オプション”の設定内容を「MaLionCloud」の管理画面から一括制御できる機能に対応しました。更新作業の一時停止や延期期間を指定することで、意図しない自動アップデートを防ぐことができます。
その他、BluetoothやWi-Fiを通じて近くの端末とデータの送受信を行う近距離共有機能(Windows 10)やAirDrop機能(macOS)の制限に対応するなど、情報漏洩対策機能の強化も行っています。

※4「クロノス Performance」、「SMILE V 人事給与 勤怠管理テンプレート」との連携に対応しています。

「MaLionCloud」の概要

構成プログラムとシステム概念図

「MaLionCloud」は、管理コンソール/セキュリティBIレポート/機械学習(AI)レポート/中継サービス/ネットワーク管理サービス/端末エージェントの各プログラムで構成されています。またすべての管理情報はデータベースに集約されます。データベース/中継サービスはクラウド上にご用意しており、ユーザー企業がサーバーのメンテナンスを行う必要はありません。

関連URL

商品Webサイト https://www.intercom.co.jp/malion/cloud/
画像データ ダウンロード(zip形式)

販売開始日

2019年12月2日(月)

お問い合わせ

商品・サービスに関するお問い合わせ先

株式会社インターコム
営業本部 クライアント管理グループ
TEL:03-3839-6769
メールでのお問い合わせはこちら

ニュースリリースに関するお問い合わせ先

株式会社インターコム
営業本部 営業推進部 広報宣伝グループ 山中(やまなか)/澤田(さわだ)
TEL:03-3839-6775
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