FALCON for .NETのMicrosoft Edge IEモード対応について
FALCON for .NETは従来からMicrosoft Internet Explorer11(以後IE11)に対応しておりましたが、Microsoft社によりIE11の廃止となることに伴い2022年2月25日出荷分のバージョンより、Microsoft EdgeブラウザのIEモードに対応いたしました。
対応製品
- FALCON 3270 for .NET Ver.3 / Version 3.0.12
- FALCON 6680 for .NET Ver.2 / Version 2.3.030
- FALCON 5250 for .NET Ver.2 / Version 2.3.030
- FALCON 560 for .NET Ver.2 / Version 2.3.030
※FALCON 3270 for .NET Version 2.**をご利用のお客様はVersion 3にアップグレードをしていただく必要があります。
IEモード使用時の動作と対応内容について
現行のFALCON for .NETをEdgeのIEモードで動作させた場合、以下5つの現象が確認されています。
これらのうちFALCON側で改善できる「3」、「4」、「5」について、プログラムの修正により対応いたします。
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アドレスバーの表示
従来のFALCONでは、ホスト接続されたウインドウでブラウザのアドレスバーを非表示にしておりましたが、EdgeのIEモードではセキュリティの強化によりアドレスバーを非表示にすることはできなくなりました。
そのためIEモードでFALCONを使用した場合アドレスバーが表示されたままとなります。 -
「セキュリティ保護なし」の表示
EdgeのIEモードでHTTPSではないサイトへのアクセスでは、ブラウザによりアドレスバー上に「セキュリティ保護なし」と表示されます。
こちらについてもセキュリティの強化によりアドレスバーを非表示にできないため、IEモードでFALCONを使用した場合アドレスバーが表示されたままとなります。
なおサーバー上のIISでHTTPSを構成することで「セキュリティ保護なし」の表示を非表示にすることはできますが、別途サーバー証明書をご用意いただく必要があります。 -
WindowTitleプロパティの動作
FALCON for .NET管理ツールで「ディスプレイ設定」-「プロパティ直接入力1」からWindowTitleプロパティを設定することにより、ホスト接続されたIEウインドウのタイトルバーに任意の文字列を設定することができます。
従来のFALCONをIEモードで動作させた場合、上記文字列がタイトルバーに反映されない現象が発生しますが、プログラムの改善により反映されるようにします。
なお対応後も、FALCONで設定した文字列に対して「 - プロファイル 1 - Microsoft Edge」などの文字列がEdgeによって付加されますが、こちらはEdge側の仕様のため回避することはできません。 -
「終了時の画面位置保管を行う」設定の動作
FALCON for .NET管理ツールで「ディスプレイ設定」-「詳細」から「終了時の画面位置保管を行う」を設定しておくことで、前回終了時の位置でホスト接続されたIEウインドウを起動させることができます。
従来のFALCONをIEモードで動作させた場合、正しい位置で起動しませんが、プログラムの改善により反映されるようにします。 -
バージョン管理機能によるActiveXコントロールのバージョンダウン
FALCON for .NET管理ツールで「設定」-「バージョン管理」を設定することにより、クライアント側のActiveXモジュールを任意のバージョンに戻すことができます。
従来のFALCONをIEモードで動作させた場合、この機能が正常に動作せずバージョンを戻すことができませんが、プログラムの改善により戻せるようにします。
以降、動作時の画面イメージ(任意のタイトルバー表示を有効にした場合)を掲載しています。
従来の動作(IE11)
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タイトルバーに、FALCON for .NET管理ツールで設定した文字列「ディスプレイは...」が表示
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アドレスバーは表示されない
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セキュリティ保護なしも表示されない
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対応前の動作(EdgeのIEモード)
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タイトルバーに、FALCON for .NET管理ツールで設定した文字列が表示されない
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アドレスバーが表示される
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セキュリティ保護なしが表示される
対応後の動作(EdgeのIEモード)
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タイトルバーに、FALCON for .NET管理ツールで設定した文字列「ディスプレイは...」が表示
プロファイル 1 - Microsoft Edge」がEdgeによって付加される -
アドレスバーが表示される
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セキュリティ保護なしが表示される(HTTPSを構築することで回避可能)
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