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【コラム】『ロマンとそろばん』~ソフト会社CEOの独り言~
第84回 ホテルのような朝食を 2020年10月15日配信
ここ数年お腹周りが気になっている。
毎年、ベルトの穴が1個ずつ外側にずれて、確実に体重が増えてきた。
なんとかダイエットしなければ!!
痩せるには体重を計るのが一番、と友人から勧められ毎晩お風呂上りに体重を計っているが一向に減らない。よく話題になるBMIも結果はいつも肥満気味である。正月に立てた10kg減の計画も「今は昔」になってしまうのか!!
スポーツが嫌いでテレビやネットを好むインドア派なので、通勤時の徒歩と朝のラジオ体操以外はほとんど身体を動かさない。通勤時もすぐにエスカレーターやエレベーターを使ってしまう始末。
iPhoneのヘルスケアで1日の平均歩数を見てもせいぜい4000歩に届くかどうかである。
自分のことながら厄介な問題である。
油断してちょっとでも食べ過ぎるとすぐに半沢直樹のような倍返しのリバウンドをくらってしまう。そんな訳で、この数年間ダイエットに苦慮している。一番手っ取り早く解決できそうなのは朝昼晩の食事制限であろう。嫌いな運動には頼らず単純に食べる量を減らして体重を落とそうとする安直なものである。
私の場合、1日の目安は、『朝はたっぷり』『お昼はかなり少なめ』、そして『夕食は普通の量』と決めている。
さて、その我が家の朝食というのが、ボリューム満点の「ホテルのような朝食」である。
朝だけは目いっぱい美味しく食べたいので、ここは奥方に我がまま言って、「ホテルのような……」を所望している。ご飯などの日本食はほとんど食べずに、毎日決まって洋食である。
しかも「ホテルのような……」の名に恥じぬデラックス版だ。最初にテーブルに乗るのはフルーツ・ヨーグルト。今の季節ではブドウ、ナシ、リンゴ、それにバナナやパイナップルなどが加わる。今朝は熟したイチジクが加わった。
ヨーグルトは大腸をサポートするためにビフィズス菌入りが絶対なのだ。フルーツが少なめなときは長崎産のジンジャーシロップがかかったりする。フルーツ・ヨーグルトだけでも結構なボリュームである。
次にメインが出る。これもいつも決まっていて大きなワンプレートにカリカリのベーコン、ソーセージ、チーズ、目玉焼き、それに山盛りの新鮮サラダが盛り付けられる。これだけでもかなり満腹感を感じる。
完食するとお次は決まって納豆の番だ。正直言ってあまり納豆は好きではないのだが、奥方が大腸のためだとか言って勧めてくる。単品で食べているが旨いかどうかは微妙なところである。
次にコーヒーか紅茶のどちらかと聞かれる。そして最後はあのアラジンのトースターで焼いた外側がカリカリで中側がほぉわほわのフォションの厚切りパンが出る。これにバターと高島屋で買ってきた千葉県八街産のピーナッツバターを塗りたくって食する。
「本当に旨い!」
朝食を最高に演出するためにあえてこのアラジンを購入したのだ。噂通りでパンの焼き加減は実に見事である。
そして口直しは日本茶でジ・エンドとなる。ここまでくるとお腹はパンパンに膨らんでいる。
たっぷりの朝食のおかげで、いつもお昼にはまったくお腹が減っていない。しかし、何かしらサラメシをとらなくてはと思う。
よく食べているのがバナナ1本とリンゴ半分だけとか、ミニトマト5個とキウイ2個のセットである。これにせいぜいスープを飲むぐらいであろうか!
「こんな量でよく夜まで持ちますね?」と社員に言われるが、私にはこれで十分なのである。
随分前のことだが、テレビショッピングで購入したインスタントのスムージーでサラメシを賄うダイエット方法を試したことがあるが2~3週間で飽きてしまった。それなりに美味しかったが、この量だとあまりにもお腹が減り過ぎて夕飯まで持たない。極端すぎるダイエットはやはり長続きしないのだ。
お弁当やおにぎり、麺類などはほとんど食べない。サンドイッチなどのパン類も月に2~3度食べるぐらいである。
余談になるが、先日ある取引先の役員が訪ねてこられたとき、会社近くにあるビストロへランチに出掛けた。お腹はあまり減っていなかったが、会話が弾み、フレンチステーキをがっつり堪能した。
たまには出掛けるのも良いものだ。コロナ禍でお客は少なかったがビストロの若いマスターは元気一杯だった。食事が終わり勘定をしていると、突然マスターから、「最近は米国の株式や投資信託が面白いですよ!」ときた。「今はGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)に注目している。これからITはユニコーン企業がいいんじゃないですかね!」だって。
我々よりIT企業のことに詳しそうだ。
さて、1日の終わりを飾る晩餐は、和食中心の“うちの晩ごはん”である。
とはいっても朝食に比べれば大した量ではない。
朝食を美味しくするため軽めにしているからである。
食前には必ず500mlの缶ビール1本もしくはワインを飲む。アルコールに弱い奥方はいつもほんのお付き合い程度にたしなむだけである。一度ワインを開けると、私一人で、2日間ほどで空けなければならないので結構ハードである。
おかず類はいわゆる昭和の時代によく見かけた献立だ。それに味噌汁が付いてくる。団塊世代の自分としてはホッとする内容である。
夕食で1つだけ外せないものがある。すでに3年前からずーと続けている、ふるさと納税で長野県の飯山市から贈ってもらった「幻の米」である。これだけは絶対に外せない。
夕飯でも無性に卵掛けご飯や塩おにぎりが食べたくなるときがあるが、こんなとき「幻の米」はベストマッチングになる。
さて、このコラムの原稿を担当のアシスタントに送ったところ、こんな質問が来た。
「もしかして目玉焼きは2つですか?」……当たり前だ。
「パンにはバターとピーナッツバター両方ですか?」……当然!
これからも「ホテルのような朝食」を楽しもう!
皆さんは、どのような食卓を囲んでいるでしょうか?
株式会社インターコム
代表取締役会長 CEO 高橋 啓介
設立40周年動画
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