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【コラム】『ロマンとそろばん』~ソフト会社CEOの独り言~

第87回 誰がこんな世の中を想像しただろうか? 2021年1月20日配信

昨年の12月、日本漢字能力検定協会が発表した2020年の「今年の漢字」に“密”が選ばれたのはご存知であろう。

私は“禍”ではないかと予想していたが残念ながら外れ、“禍”は2番目の漢字に選ばれた。

昨年前半からこの“禍”の文字を用いた「コロナ禍」という言葉が頻繁に使われるようになった。今では聞かない日はないほどだ。

恥ずかしながら当初は「コロナか」と読めず、「コロナなべ」と読んでしまっていた。

「コロナ禍」をウィキペディアで調べると、『2019年末からの新型コロナウイルス感染症の流行による災難や危機的状況を指す言葉である』と説明されている。つまり“禍”は「災い」を表す漢字なのである。

そしてその元凶が新型コロナウイルスである。今ではこの出来事を「誰が想像できただろうか?」と思わせる世の中に一変してしまった。

日本でコロナの脅威がはっきり認識されたのは、あの大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号からであろう。昨年の初め、香港や沖縄などを巡り2月には横浜に寄港する予定だったが、乗客の一人に新型コロナウイルスの感染が確認されたのを機に、船内に14日間も乗客や乗務員3000名以上が残されたまま検疫が行われる未曾有の大惨事に発展した。

当時私は、この事件は外国船籍の船内での話であり、陸地にいる我々にとって直接関係ない対岸の火事のように思っていた。しかしその後、船内から数人の死者が出て、また下船した大勢の乗客からも重い症状が現れて初めて事の重大さを知らされたのである。

そして、これまでに経験したことがない生活様式が次々と現れてきた。

特に感染リスクを防ぐための「3密の回避」「マスク着用」「手洗い」、そして「ソーシャルディスタンス」が重要となった。その中でもマスク着用は一番身近に感じる。路上でも、電車の中でも、仕事をしていてもマスクをしていない人はいないほど浸透している。

着用していないと「マスク警察」まで現れるというニュースまで聞く。例の「アベノマスク」が配られた当時は、マスクの入手が困難でオイルショックのときのトイレットペーパー騒動にも似た買い占めまで起こった。

ご多分に漏れず我が家でも何軒ものスーパーや薬局などを駆けずり回ったが、見つけられず右往左往したのだ。外国人からは、病院勤務でもないのになぜマスクの着用が必要か?日本人は少々大袈裟ではないかと嘲笑された時期もあったが、今では万国共通の「常識」となった。

次に、多くの企業が時差出勤やテレワークを始めた。そのため出勤時の電車内はガラガラである。空いていれば乗客自身が1座席ずつソーシャルディスタンスを設けて座るという奇妙なシーンまで見受けられる。

また、冬だというのに、換気のためかエアコンの送風で車内はかなり寒い。私が乗っているバスにいたっては、夜の時間帯でもすべての窓が少しずつ開けられ自宅に到着する前に身体が冷え切ってしまうほどの徹底ぶりである。換気は必要だがここまで来ると少し行き過ぎではないかと思うが“じっと我慢の子”である。

当社でも急遽テレワークが始まった。その場凌ぎにスタートしたのでローテーションの組み方などに苦慮した。在宅で本当に効果的な仕事ができるのかと少々疑ってもみたが、今ではごく当たり前の働き方に変わった。

当社でも今、オフィスで働いている社員は数えるほどだ。会社に出てもまるで休日出勤のような静けさである。また、従来のような会議は消え、自席や在宅からヘッドセットを付けてテレビ会議で参加する社員が増えた。

私自身も時々は在宅勤務をすることにしている。そうだ、在宅をやることでの発見もあるのだからと自分に言い聞かせながらである。

「コロナ禍」で、客先に出向いての営業ができなくなった現在、商談は自社開発したオンライン商談向けのクラウドサービスを使うようにしている。このサービスを活用すると、インバウンドでもアウトバウンドでもパソコン画面を見ながら商談が可能である。実に便利な世の中になったものである。

また、最近はこうしたサービスやテレビ会議などを活用して、定期的にWebセミナーで商品説明会なども開催している。Webセミナーもこれまでにない「コロナ禍」での新しい働き方であろう。

会社に届いたFAXも自社開発の「まいと~く」を使ってパソコンで見ることができる。そう、当社には「FAX出社」という言葉はない。

しかしパソコンの持ち出しはセキュリティ面で情報漏洩など予期しないリスクに晒される可能性もある。このため当社では、自社開発した情報漏洩対策サービスの「MaLionCloud」をすべてのパソコンに導入してリスクヘッジしている。

さらには、毎年欠かさず実施していた東京ビッグサイトや幕張メッセでの大型展示会への出展も昨年はキャンセル、また都内や大阪、名古屋のホテルで開催していたパートナー会も取り止めた。

そこでそれらに代わって、今年の1月から「真珠の首飾りの少女」をモチーフにしたテレビCMをスタートさせた。「ワールドビジネスサテライト」「報道ステーション」「ガイアの夜明け」などの前後、この“フェルメールの彼女”にテレビ出演してもらい、CMを通して営業活動のお手伝いをしてもらっている。なかなか好評で嬉しいかぎりだ。

ここまで、コロナ禍での変化を書き連ねてみたが、はっきりしていることが一つある。

コロナが収まったとしても、コロナ前には戻れない。そう、ニューワールドが待っているのである。私も当社もこのニューワールドをしっかり見据え、知恵を絞り、工夫をして生き抜くだけだ。

それこそカメレオンのように変化に対応するのだ。
ぜひ、わが日本国もしっかり変化に対応していただきたいと切に願う。

株式会社インターコム
代表取締役会長 CEO 高橋 啓介


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