機能

通信手順・データ変換

対応通信手順

インターネットEDI レガシーEDI
  • EDIINT AS2(サーバー)
  • ebXML MS 2.0(サーバー)
  • ebXML MS 3.0(サーバー/クライアント)
  • SFTP(サーバー/クライアント)
  • JX手順(サーバー/クライアント)
  • 全銀TCP/IP手順<インターネット・広域IP網>(サーバー/クライアント)
  • JCA手順(サーバー/クライアント)
  • 全銀手順(サーバー/クライアント)
  • 全銀TCP/IP手順<電話回線/ISDN>(サーバー/クライアント)
  • FAX

FTP送受信(クライアント)

ワークフロー上で設定したFTPサーバーに対し、FTPクライアントとしてファイルの送受信を行います。

メッセージ変換

EDIの業界標準フォーマットと自社の基幹フォーマットとの相互変換を実現するメッセージ(送受信ファイル)変換ツールです。流通BMSやJCA標準といった各種標準メッセージのデータ レイアウト変換(テンプレート)を標準搭載しています。専用のデータマッピング画面から、ドラッグ&ドロップの簡単操作によるレイアウト変換のルール設定が可能です。


対応変換形式
流通BMS(XML) UN/EDIFACT(JAMA-JAPIA) CII(EIAJ/JTRNなど)
固定長(JCA標準など) 可変長(CSV/TSVなど) DBMS(SQL Server/Oracle)

データソート

受信した取引データに対し、明細(レコード)単位でデータを並び替える機能です。例えば、複数の卸売企業から受信したメーカー向け発注ファイルに対して、商品コードをキー項目とした並び替え(昇順/降順)を行い、各メーカーに対して送信したいといったVANセンターにおける活用の際に重宝します。

運用管理

ワークフロー作成

取引業務に必要となる一連の処理の流れを、ドラッグ&ドロップ操作によって簡単に構築できるグラフィカルな専用画面です。

ワークフロー作成ウィザード

自動処理の核となるワークフロー(ジョブフロー)をウィザード形式で作成できます。初めてワークフローを作成する場合でも、対話形式で迷うことなく作成できます。

スケジュール管理

“月/週/日/時ごとの実行設定”や“期間内における一定間隔ごとの実行設定”など、取引先の営業日にあわせて運用スケジュールを柔軟に設定できます。指定時間になったら実行するなど、起動のタイミングから特定のワークフローの実行までを一つの単位としてスケジュール実行できます。

運用状況監視

スケジュール設定された取引業務の進行状況を専用画面に一覧表示します。処理が完了した実行スケジュールについては「成功」または「失敗」の文字が表示されます。

運用モニター

1日の取引予定と実行結果を一覧で確認できます。万が一取引エラーが発生した際はすぐに実行結果として反映されますので、管理者は迅速に対応することができます。

リモートメンテナンス

遠隔地よりWebブラウザーを活用して、スケジュール設定や通信設定といった各種設定、処理の実行、ログの閲覧、送受信ファイルの管理などを行うことができます。

通信ポート管理

取引先の業務ごとに使用する通信ポートを発信用/着信用で自動的に切り換えて使用する、あるいは特定の通信ポートを指定して使用できます。回線の有効利用が可能となり、通信コストの節約につながります。
1台の通信サーバーで実装できる従来型手順の通信ポート数は最大で16ポートまでとなります。また本システム全体で管理できる通信ポート数は、最大で64ポートまでとなります。 全銀TCP/IP手順の通信ポート(LAN)を利用する際も、発着信で回線を共有することが可能です。 通信手順や利用回線によっては、発信・着信でそれぞれ専有回線が必要な場合があります。

送受信ファイル管理

送受信ファイルについて、本システムへのアップロードやダウンロード、あるいはファイルの再送信、ファイル名の変更、ファイルの削除を行うことができます。

本システムへアップロードすることで、ファイルの送信が可能です。またダウンロードすることで、受信したファイルをローカル環境へ保存できます。

お知らせメール

システムが正常に稼働しているか定期チェックを行い、問題が見つかった場合は管理者に警告メールを通知します。またワークフロー上でメール配信機能を設定することで、システム障害に関わらず任意のタイミングでメールによるシステム状況の通知を行うことができます。

LINE通知

ワークフローの実行に伴う確認通知や障害通知をLINEアカウントに発信します。ワークフロー作成時に専用のアクションを設定することで実行できます。

ログ表示

設定したワークフローや実行スケジュールの稼働状況を表示する“運用ログ”、取引先とやり取りしたEDI通信の状況を表示する“通信ログ”、通信ポートの稼働状況を表示する“ポートログ”、運用担当者の操作状況を表示する“操作ログ”などのログ表示に対応しています。

運用ログ画面
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運用ログ画面
通信ログ画面
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通信ログ画面
ポートログ画面
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ポートログ画面

バックアップ/リストア

簡単な操作で各種設定データ(データベース、送受信ファイル、ワークフローなど)、ログデータ(運用ログ、システム情報など)のバックアップおよびリストアを行うことができます。

流通BMSスキーマチェック

相手先より送られてきた流通BMSの業務メッセージ(送受信ファイル)に対して、構造に不正がないかスキーマチェックを実行します。万が一不正なメッセージであった場合、相手先に対してエラーメッセージを自動返信します。自社の基幹システムに取引データを渡す前にエラー処理を行うことができます。

ユーザー権限設定

システム管理者(本システムの総合的な管理者)、運用管理者(EDI業務の管理者)、スケジュールオペレーター(EDI業務の副管理者)、運用オペレーター(EDI業務の担当者)、閲覧オペレーター(その他、社内取引業務関係者)という5種類のログインユーザーを設定できます。さらに運用管理者、スケジュールオペレーター、運用オペレーターについては、業務の役割に応じて、任意の取引先や操作のみ使用させることができます。

送受信ファイル状況監視

送受信ファイルごとに、処理の進行状況(未送信、送信済み、受信済みなど)を専用画面に一覧表示します。

システムクリーンアップ

保存期間を過ぎた送受信ファイルや運用ログを一斉に削除します。クリーニングの実行時間を設定して、定期実行させることができます。

回線グループ

複数の通信ポートをグループ化しておき、そのグル―プ内の通信ポートでのみ取引を行うことができます。取引先ごとに通信回線の切り分けを行いたい場合などに有効です。

通信ポート待機

ある通信ポートが使用中の際に、一定間隔ごとにリトライをかけるのではなく通信ポートが未使用になってからリトライをかけるよう待機させることができます。一定期間待機した後も使用中の場合に、エラーとして処理させることも可能です。

サーバー負荷分散オプション(Professional版のみ)

サーバーの通信機能やメッセージ(送受信ファイル)変換機能は、1台ではなく異なるサーバーに分散配置して運用できます。ファイルを送信する際、複数のサーバーの中から負荷の低いサーバーを呼び出して送信することで負荷分散を実現します。 また、サーバーの障害発生に備えた冗長構成としても機能しますので、システムの信頼性を確保できます。

システム連携

API連携

本商品をミドルウェアとしてご利用いただけます。汎用性の高いWeb APIをご用意しており、各種システムへの組み込み用途にも柔軟にご活用いただけます。

フォルダー監視

予め指定したネットワーク上のフォルダーを定期的に監視します。基幹システムからこのフォルダーに対してCSV形式などのファイルが出力されると、ワークフローの定義に沿って通信処理などのジョブを自動実行します。社内システムとのデータ連携を簡単に実現できます。

連携アダプターオプション

各種製品・サービスとの簡単かつ柔軟な連携を実現する本製品専用のアダプター(補完プログラム)です。

Biware ASTERIA アダプタ

Biware ASTERIA アダプタデータ連携ミドルウェア「ASTERIA WARP」との連携を実現するオプションプログラムです。「ASTERIA WARP」のフローデザイナー画面から、ドラッグ&ドロップ操作により本商品との連携処理を定義できます。
本オプションの詳細につきましてはこちらよりご覧いただけます。なお、ご購入に関してはお問い合わせください。

Biware HULFT Agent

Biware HULFT Agentファイル転送・データ連携ミドルウェア「HULFT」との連携を実現するオプションプログラムです。ワークフロー画面からドラッグ&ドロップ操作により「HULFT」との連携処理を定義できます。

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